どこから瀬田川?どこから琵琶湖?
琵琶湖から流れ出る川は2本。そのうちの1本は人工の川である「琵琶湖疎水」ですが、もう一本は自然の川「瀬田川」です。「瀬田川」は宇治川・淀川につながり大阪湾に流れ着くのですが、琵琶湖の南側はゆるやかな漏斗のような形なので、どこから琵琶湖なのか、どこから瀬田川なのか、その姿を見ただけではわかりません。
現在、琵琶湖と瀬田川の境には「河川管理境界」として看板が立っており、その場所はJR琵琶湖線の鉄橋から少し琵琶湖側の場所となっているようです。
しかし、この場所に決まったのは、1965年。昔の地域の歴史を記したものには、瀬田の唐橋を境とするものも多くあったそうです。唐橋は、その頃瀬田川にかかる唯一の橋だったことが、瀬田川と琵琶湖を分けるものとして認識しやすかったからと考えられています。その後、1894年の「淀川改良工事計画」の際に当時は大きくくびれた形になっていた今の場所のあたりに境界が移動し、1965年に正式に設定されたそうです。

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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当法人役員のエッセイが日本経済新聞全国版に掲載されました