琵琶湖が小さくなっている? GPS調査で判明
琵琶湖はもともと違う場所にあって、長い時間をかけて今の場所に移動してきた、ということはよく知られていることです。では今はもう移動していないのでしょうか?
立命館大学の熊谷道夫教授の研究によると、「琵琶湖は縮み、移動している」という研究結果がでているそうです。研究はGPSを用いて行われました。2002年から始まった研究では、約11年で湖西側の高島市が東南方向に23.2cm、湖東側の彦根市も同じ方向に20.6cm移動していたそうです。2地点は同じ方向に動いていても、その移動距離には差があるため、彦根と高島は約3cm距離が短くなっていたといえるようです。
この移動は西岸断層帯と鈴鹿東縁断層帯という2つの断層が押し合っていることが関係していると考えられているそうです。
さらに、琵琶湖の収縮に伴って琵琶湖湖底では「ベント」と呼ばれる水煙が噴出していることも確認されているそうです。

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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