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びわ湖トピックス
2020.01.30

琵琶湖の漁獲量が年々減少 ピーク時の1/100以下のものも

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 琵琶湖で獲れる魚や貝は、滋賀県民にとって「地元の味」。佃煮や鮒ずしなどの郷土料理で親しまれています。しかし、その漁獲量は年々減少。滋賀県の漁獲量調査では、1957年には漁獲量合計が10,300トンもありましたが、2017年には713トンまで減少したというデータがありました。

 アユやモロコ、スジエビは1980年代~90年代にかけて増加している時期もありますが、2000年代には減少しているようです。

 最も顕著なものはシジミで、1957年に6072トン獲れていたものが2017年には53トンまで減少していることが分かります。

琵琶湖の漁獲量が年々減少 ピーク時の1/100以下のものも

参考資料URL:滋賀県―「Ⅰ 滋賀の水産業」

 琵琶湖の漁獲量が減少しているのは、漁業就業者が減少していることが大きな要因となっているほか、その高齢化も影響しているそうです。また、産卵場所の減少や環境悪化、外来種の繁殖による在来種の減少もその理由のひとつと考えられています。

 ちなみに、漁業魚種別生産額と漁獲量は必ずしも比例しているわけではないようです。シジミやウナギ、フナ等は過去に比べて漁獲量が減っているのにも関わらず、その生産額は多く獲れていた頃に近くなっているようです。

関連URL:滋賀県―「水産統計」

 

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ライター
細川 陽子

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。