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びわ湖トピックス
2020.02.25

洗剤なしでもキレイになる「びわこふきん」 琵琶湖の石けん運動と同時期に開発

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洗剤なしでもキレイになる「びわこふきん」 琵琶湖の石けん運動と同時期に開発

1977年に琵琶湖で合成洗剤が原因のひとつとみられる淡水赤潮が発生しました。そこで起きたのが合成洗剤の使用をやめて石けんを使おうという「石けん運動」です。

 その「石けん運動」と同時期に「洗剤なしで食器が洗えるふきん」が開発されたそうです。開発したのは、朝光テープという愛知県豊橋市の会社。ガラ紡糸というオーガニックコットンの落ち綿を原料とした糸を使用したふきんだそうです。しっかり残った繊維の凸凹が汚れをかきとるため、洗剤を使わずとも湯あらいで汚れが落ちるというふきんだそう。

 開発されたとき、ちょうど琵琶湖で石けん運動が行われていたため、「びわこふきん」と名付けられ、発売されたそうです。「びわこふきん」には目の粗さや大きさの違う3種類が発売されており、食器洗いだけでなく体や顔にも使用できるものもあるそう。

 環境にもやさしく、お肌にもやさしい「びわこふきん」は原料の製造工場も少なく、手に入りづらい商品となっているようですが、一部ネットショップ等で取り扱っているようです。

関連URL:

キナリノ-「お家の中で大活躍!便利でエコな「びわこふきん」の使い方あれこれ♪」

滋賀県-「石けん運動と琵琶湖の日」

細川 陽子
ライター
細川 陽子

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。