水槽のお掃除屋さん「カワリヌマエビ」が強影響外来種として指定 一般の意見も参考に
インターネットやペットショップで「水槽のお掃除屋さん」として販売され、手軽に購入できる「カワリヌマエビ」。「ミナミヌマエビ」や「チェリーシュリンプ」の名前でも販売されているそうです。
この「カワリヌマエビ」は元々琵琶湖には生息していませんでしたが、現在は琵琶湖の広い範囲でその生息が確認されているようです。琵琶湖にやってきた経緯としては、水槽や水草と一緒に野外に捨てられ野生化したと考えられているそうです。
しかし、この「カワリヌマエビ」、滋賀県で大切にすべき野生生物「滋賀県版レッドデータブック」に選定されている在来種「ヌマエビ」の生態系に影響が出ると考えられ、「滋賀県外来種リスト2019」で強影響外来種として指定されています。
今回、「カワリヌマエビ」が指定外来種として追加を検討された際には、一般からの意見も参考にされたようです。そこで出た意見を考慮し、指定について再検討がおこなわれ、「カワリヌマエビ属の 1 種 Neocaridina sp.」とされていたものが「外来のカワリヌマエビ属 Neocaridina spp.」と変更して指定されたようです。

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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当法人役員のエッセイが日本経済新聞全国版に掲載されました