「琵琶パール」のために 赤野井湾のプレジャーボートの航行規制区域が拡大
2019年12月25日の第51回レジャー利用適正化審議会で、赤野井湾でのプレジャーボートの航行区域についての審議が行われたようです。これは、赤野井湾でのプレジャーボートの航行によって引き起こされる波が、赤野井湾で行われている琵琶パールの養殖に大きな影響を与えているからだそうです。
現在、赤野井湾におけるプレジャーボートの航行規制は、烏丸半島の約1/3程度の場所から陸側となっています。しかし、この赤野井湾では「琵琶パール」の母貝である池蝶貝の養殖が行われており、プレジャーボートの引き起こす波で池蝶貝が死んでしまうこと、琵琶パールが変色してしまうこと、養殖を管理している方が湖に転落してしまうことなどの被害が多数出ていたそうです。そのため、航行規制区域を拡大することを検討。審議会では、烏丸半島の先から陸側全体を航行規制区域とする案が出され、出席した関係者によって審議が行われたそうです。その結果、2020年3月より、案の通り規制区域は拡大されることになるようです。
プレジャーボートの航行規制区域内では蛇行や急旋回、急発進、横断は禁止され、違反すると罰金が科せられるそうです。現在も違反行為が多数みられることから、監視船や水上オートバイでの監視がおこなわれ、違反者には警告・指導を行っていくそうです。
関連URL:
滋賀県―「ルール1 : プレジャーボートの航行規制水域での航行禁止」
中日新聞―「プレジャーボートの規制水域拡大 琵琶湖・赤野井湾」
BRUSH 琵琶湖 バスフィッシング情報―「第51回 レジャー利用適正化審議会の内容をかいつまんで」
京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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