赤野井湾を美しく!「赤野井湾流域の流出水対策」
琵琶湖博物館のある烏丸半島の少し北側にある赤野井湾。駐車場や湖岸緑地なども整備され、気候の良いときには、レジャーに訪れる方も多くみられます。
この赤野井湾は、守山市・草津市・栗東市・野洲市を流域とした8つの河川が流れ込み、湾の形が「内湾」と呼ばれる奥行きのある形をしているため、閉鎖性が強い湾だそうです。
流域の発展とともに河川が汚れ、アオコの発生などの問題が発生。生活排水や工場排水に関する対策は行われていたものの、市街地や農地から赤野井湾に流れ込む水質悪化につながる物質も削減していく必要があると考え、第5期湖沼計画(平成18年度~平成22年度)で「赤野井湾流域流出水対策推進計画」は初めて位置づけられることになりました。
出典:滋賀県-「赤野井湾流域流出水対策推進計画」
具体的には、一部河川の河口部に整備した一時貯留施設や内湖を利用した汚濁物の流出抑制、湾内・湖岸および市内の河川の清掃の実施、市民へ向けて環境負荷が少ないライフスタイルの普及活動などの方法が考えられているようです。「赤野井湾流域の流出水対策」は行政機関や民間企業、NPO団体、漁業協同組合などが連携しながら展開されているようです。
参考URL:滋賀県「赤野井湾流域の流出水対策について」

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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当法人役員のエッセイが日本経済新聞全国版に掲載されました