琵琶湖で採れるワカサギは外来種?!
滋賀県は2019年12月に「2019年外来種リスト」を公表しました。その表のなかに「ワカサギ」の文字。
ワカサギは北部を中心に、琵琶湖の各所で生息が確認されており、特に余呉湖は近畿でも有名なワカサギ釣り場となっているそうですが、実は外来種なんだそうです。
ワカサギの自然分布域は、朝鮮半島と日本の北海道、それに東京・島根以北の本州とされており、海の内湾や湖沼、人工湖、それに注ぐ川の下流に生息しているそうです。しかし、現在は九州以北のほぼ全国の湖・ダム湖などに生息が確認されているようです。自然分布域を超えて生息するものを「外来種」と呼ぶため、ワカサギも外来種リストに掲載されているというわけです。
外来種リストでは、ワカサギは県内に定着済の外来種で、その影響は弱いため、ゲンゴロウブナ・ツチフキとともに「一般外来種」に分類されています。しかし、アユと同じ動物プランクトンを捕食するため、その生息量によってはアユの生息に影響を及ぼす可能性もあるそうです。

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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