琵琶湖の水草が美しいガラス工芸に 滋賀県「水草等対策技術開発支援事業」のひとつが商品化
気泡を含んだガラスにほんのりとついた黄緑色が美しいガラス工芸品「琵琶湖彩(びわこいろ)ガラス」。滋賀県の吹きガラス工房「glass imeca」で製作されたこの工芸品の優しい色味は、一般的にガラスに色を付けるための鉱物は使われておらず、「琵琶湖の水草」で発色しているそうです。しかも、その色は水草の葉緑体ではなく、水草に含まれる鉄分の色なのだそう。
「琵琶湖彩ガラス」の商品化は、滋賀県の「水草等対策技術開発支援事業」が支援したそうです。この事業は、琵琶湖に広がる水草(侵略的外来水生生物を含む)の対策推進のための事業で、企業・大学等に水草対策に対する技術の開発等を補助金の交付によって支援するものだそうです。「琵琶湖彩ガラス」は、WEF技術開発株式会社が支援を受け、水草を粉末加工。灰にしてガラス工芸品を開発したそうです。
2020年2月から大津市のatelier華松や近鉄百貨店草津店にて出展が決まっており、販売もおこなわれるそうです。

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。
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当法人役員のエッセイが日本経済新聞全国版に掲載されました