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2020.03.05

湖沼をもつ5県が連携 水産資源の保全や外来生物対策などの取り組み

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湖沼をもつ5県が連携 水産資源の保全や外来生物対策などの取り組み

 2018年に茨城県つくば市で開催された「第17回世界湖沼会議」で、滋賀・茨城・長野・鳥取・島根の5県による「湖沼水環境保全に関する自治体連携」が設立されました。

 滋賀県には日本一大きな湖「琵琶湖」が、茨城県には南東部に広がる「霞ケ浦」が、長野県にはほぼ中央に位置する「諏訪湖」が、鳥取県・島根県には両県にまたがる湖「中海」があります。これらの湖沼はそれぞれに水質や生態系などの問題を抱えているそうです。

 そこで、「湖がもたらす恵みを回復しましょう!!」を合言葉に5県が連携。各自治体は情報や課題の共有、調査協力などを行い、そこで得られた情報などは今後の水環境保全対策のため、国とも共有していくそうです。

 「世界湖沼会議」は1984年に滋賀県の提案によって始まったそうです。世界の湖沼やその流域で起こっている様々な問題の解決に向けた議論などをするそうで、第18回目は2020年11月9日~14日にメキシコ・グアナファトのグアナファト大学で開催が予定されているようです。

関連記事:次世代へ伝える環境保全活動「ラムサールびわっこ大使」

関連URL

公益財団法人 国際湖沼環境委員会

滋賀県-「湖沼水環境保全に関する自治体連携について」

日本経済新聞-「茨城・滋賀など5県、湖沼の環境保全で連携組織」20181016日)

細川 陽子
ライター
細川 陽子

京都の海のまちに生まれ、大学で千葉へ。一度は都内で就職するも、結婚を機に滋賀に住むことになりました。現在は彦根で一男一女を育児中。ママコーラス副代表など、新しいことにチャレンジしています。